東芝がヤマハとの熱闘制し5連勝! トップリーグ上位・下位の争い激化

2017年 12月 04日
Michael Yamaha

一方、2003年から始まったトップリーグで最多5回の優勝を誇り常に3位以内の成績を保っていたが、昨季、チームワーストの9敗を喫し、9位に沈んで屈辱を味わった東芝は、捲土重来。今季は序盤に4連敗したものの、そこから5連勝(6勝4敗)で勝点を28に伸ばし、優勝決定トーナメント進出へ望みをつないだ(所属するレッドカンファレンスで2位のトヨタ自動車とは5ポイント差)。

 東芝はヤマハに先制されたものの、前半27分に主将のCTBリチャード・カフイがワールドカップ優勝を遂げたオールブラックスBKの走りを見せ、ハーフウェイから鮮やかに抜けてトライを奪い、流れを引き戻した。33分には日本代表主将のNO8リーチ マイケルがゴール前へ切り込み、オフロードでSH藤原恵太につないで勝ち越した。

 43分(後半3分)には、先月チームに加わったばかりの元ニュージーランド代表(2011年ワールドカップ優勝メンバー)のベテランSOスティーブン・ドナルドがループでもらったあと、ヤマハの防御網を破ってWTB豊島翔平のトライを演出し、リードを拡大した。その後、ヤマハに2トライを奪われ5点差に詰められたが、69分にPGで加点し、終盤は懸命のディフェンス。ヤマハにもショットを決められ再び5点差となったが、フルタイムを報せるホーンが鳴ったあと、連続攻撃から抜けようとしたヤマハWTB伊東力をNO8リーチが止め、すぐに起き上がって絡み、相手の反則を引き出して熱闘を制した。

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