BL東京・リーチ「もう1回優勝トロフィーに挑戦」戦国リーグワン開幕
2024年 12月 23日4シーズン目を迎えるラグビーのNTTリーグワンが、21日に開幕する。昨季王者のBL東京が連覇を狙うが、主将のFL/NO・8リーチ・マイケル(36)は、1~3部の全26チームの選手代表らが集まった記者会見(9日、東京都内)で、あえて「連覇」の2文字を封印すると宣言。昨季と同じチャレンジ精神で、一戦必勝を積み重ねていく。
油断も慢心もない。昨季を制したBL東京の主将、リーチ・マイケルは、ライバルたちも目の前にそろった会見で、こう誓った。
「『連覇』という言葉を一切使わず、もう一回、優勝トロフィーにチャレンジする気持ちでやっていきたい。その方が力が出る」
リーチ自身はコンディション調整のため今秋の日本代表の活動からは外れ、プレシーズンはチームに専念した。「若手の成長が見られたのでよかった。戦力になる選手が(昨季に比べて)5、6人増えた」と、大阪・摂南大出身のLO高城勝一(26)らを挙げ、選手層の厚みが増したことに、実感を込めた。
接点の強みを前面に出す、東芝府中時代からの伝統「接点無双」は不変。その上で「少し変わった攻撃を入れているので、去年とちょっと違うラグビーをすると思う。見てのお楽しみ」と不敵な笑みを浮かべ、「一試合一試合、勝ちにこだわる」。昨季はプレーオフを制して悲願の初Vを果たしたが、レギュラーシーズンは14勝1分け1敗の2位だっただけに、全勝での栄冠を目指す。
36歳、リーチのコンディションも上がっている。「開幕戦からフルパワーでできる。フィットネス高く、80分プレーできる選手になりたい」。初戦は22日、昨季4位の横浜と日産スタジアムで激突する。来年6月までの長丁場。リーチがBL東京、そして国内最高峰リーグを引っ張る。